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そうしゅの部屋

そうしゅの部屋

お口でとろけるそうしゅ風トンボーロー

そうしゅ風トンボーロー

本来、トンボーローとは中華です。
本格的には皮付き豚バラ肉を使い、八角をはじめとする中華独特の香辛料調味料を駆使します。
そうしゅは遥か昔、まだ独身の頃、本格的なレシピに乗っ取り、忠実に正しいトンボーローを作ったことがあります。
その結果たるや、家族全員に大不評!
とにかく、臭い!!臭い!!臭い!!中華関係の皆様、ごめんなさい。
しかし、にんにくとかも食べられない実家の母などは、もうその匂いだけで逃げ出しました。
しかし、その肉の柔らかさ、これだけ長時間手をかけても肉のうまみを逃がさない調理法。これはすごい。とことん時間をかけるそのやり方はそうしゅの性格にもあっていて、かなり好き。
ならば、調味料を和風にしちゃえばどうだろう。と、いうわけで、改良に改良を重ねて完成したのがこの「そうしゅ風トンボーロー」というわけです。

さあ、作るときは、日を選んでください。火にかけている間は外出はできませぬ。
茹でるのに1時間、揚げるのに20分、蒸し上げること2時間半、全工程5時間強は覚悟してください。初めて作る人はもっとかな。6時間みたほうがいいかも。そして、もし時間があれば、一晩おいてから仕上げると完璧です。
さあ、それではレシピです。


 材 料 (4人分くらい)

  豚バラ肉   500?K(皮付きではなく普通のブロック肉)

A 鶏ガラスープの素 大1
  和風だしの素   大1
  長ネギの青い部分 適量
  根生姜の皮の部分 適量
  水        適量

B 鶏がらスープの素 小1
  和風だしの素   小1
  水        200cc
  砂糖       小1
  醤油       大3
  酢        大1~2
  
C 片栗粉      大1
  水        大1


 作り方

1 豚バラ肉を半分に切りましょう。肉の層に対して対角にきります。
  塊が二つになります。

2 鍋に肉を並べ、青ネギと根生姜の皮部分を加えます。
  根生姜の皮は、五百円玉2個分くらいの大きさを目安にして下さい。
  長ネギの青い部分は1本分の青い部分で十分です。
  この二つが肉の臭みをとります。

3 充分にかぶるくらいの水を張り、鍋を火にかけます。
  火加減は最初からごく弱火です。
  落としぶた代わりにあく取りシートをかぶせます。
  少しずらせて鍋ぶたをして、弱火のまま1時間茹でます。

4 茹で上がった肉を取り出し、水気を切っておきます。

5 揚げ油を用意し、140~150度の低温で20分揚げます。

6 たれを作ります。
  Bの材料をその順番であわせていきます。
  がらスープの素とだしの素と水、火にかけて沸騰したら砂糖。
  中火で5分、それから醤油と酢を加え、一煮立ちしたら出来上がり。

7 粗熱をとってから、肉を切ります。
  肉の層に平行に、厚さは7~8ミリ程度。
  500?Kの肉の場合、一塊が四切れずつで八切れです。
  食べる人が老人や子供、怪我人病人の場合は、もっと小さくします。
  塊肉の段階で肉の層に対角に四分割にし、それを肉の層に平行に四分割ずつで計16切れできます。この大きさの方が食べやすいでしょう。

8 蒸し器を用意します。
  長時間蒸すので簡易型よりちゃんとした二段式の蒸し器がいいです。
  深めの平鉢かなにかに肉を並べます。
  そこにたれを加えます。ひたひたになるくらい入れます。
  二時間半、ひたすら蒸します。

9 もし、時間に余裕があれば、この肉を容器ごと一晩寝かせると完璧。  
  しかし、今日食べたーいと言うときは次の工程へ。
  肉を別の皿に移します。崩れますから、気をつけて。丁寧に。
  肉の層と対角に持てば少しは崩れにくいです。平行に持ったらアウト。
  容器に残ったたれを小鍋に移し、煮立ったらCをあわせて加えます。
  全体にとろみがついたらOKです。

10 肉にとろりんたれをかけてお召し上がりください。
  また、たれをかけずに、肉に醤油をちょっと垂らして食べても美味。
  お好きな方でどうぞ。
  ちなみに、お弁当に入れるときはたれではなく醤油がおすすめです。




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